デイトレードとは
デイトレードとは、FXや株においてその日のうちに手仕舞いをする短期取引のことを指す。
スキャルピングやスイングトレードなどを含めた短期売買のことを一括りにして”デイトレード”と呼ぶ場合もあるが、厳密にはオーバーナイトポジション(夜をまたぐポジション)を持たない取引のことをデイトレードと呼ぶ。また、デイトレードを略して”デイトレ”とも呼び、デイトレードを主な手法とする者を”デイトレーダー”と呼ぶ。
デイトレードのメリット・デメリット
デイトレードのメリット
資金効率が良い
FXでのレバレッジ効果、複利運用などを前提とすると、取引回数が多くなるほど同じ期間に対する資金効率は良くなる。
オーバーナイトリスクの回避
株式などにおけるクローズ時間帯や自身の睡眠時に、突発的なニュースが出ることによって被るリスクを回避できる。
デイトレードのデメリット
拘束時間が長い
デイトレードでは基本的にパソコンの前で常時チャートやニュースを監視しなくてはいけない。そのため相場に拘束される時間が長くなり、日常生活に支障をきたす恐れがある。
売買回数の分だけ手数料がかさんでいく
FXや株の手数料は取引ごとに差し引かれるため、取引回数が増えていけばそれだけ売買手数料もかさむことになる。つまり、レバレッジ効果・複利運用における資金効率がこの売買手数料のデメリットを超えられるかが鍵となる。
取引期間の違いによるその他の手法
スキャルピング
デイトレードが数十分〜数時間程度の取引であるのに対して、数秒〜数分で手仕舞いをする手法をスキャルピングと呼ぶ。
スイングトレード
数日〜2週間程度の期間ポジションを持ち続ける手法。ある程度、相場のトレンドを狙った場合が多い。
ポジショントレード
数週間〜数ヶ月程度の期間ポジションを保有し続ける手法。比較的大きなトレンドの波を狙ったものと言える。
バイアンドホールド(Buy and hold)
主に現物株の市場において、保有する企業の長期的な成長や配当益を目的として株を保有し続ける手法のこと。
タイミングの違いによる投資手法
順張り
トレンドの波に乗り、トレンドと同方向にポジションを取る手法。
逆張り
トレンドに表れるゆり戻し(調整局面)を狙いトレンドと反対方向にポジションを取る手法。
デイトレードに向いていると言われる金融商品
- FX
- CFD
- 株
- 商品先物取引
- 債券取引