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FX勉強のやり方とデモトレード練習方法を初心者に解説【とはサーチ】

2023年7月25日 [更新]
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FXを勉強するための6ステップ

FX投資に興味はあるけど、「何から勉強すればいいのかわからない」「安全にFXトレードを練習する方法が知りたい」と思っている人は多いのではないでしょうか?

そんなFX初心者におすすめできる最も効果的なFXの勉強法は、以下の6ステップの流れで勉強する方法です。

  • ネットで基礎知識を勉強する
  • 動画でトレードのイメージをつかむ
  • 本で理論を理解する
  • 0円トレードで練習する
  • 少額トレードで練習する
  • 本気で勉強することの重要性を知る

その理由は、初心者がFXを学習する上で重視すべきポイントが「できるだけ短時間で」「かつ少ない費用で」学ぶことであり「最も効率的な順序で学ぶ必要がある」からです。

FX投資に興味はあるけど、「何から勉強すればいいのかわからない」「安全にFXトレードを練習する方法が知りたい」と思っている人は多いのではないでしょうか?そんなFX初心者の方のために、以下の6ステップに分けて「FXの勉強の仕方と練習トレードの方法」をわかりやすく簡単に説明します。

最も効果的なFXの勉強法は「@ネットで基礎知識を勉強する」「A動画でトレードのイメージをつかむ」「B本で理論を理解する」「C0円トレードで練習する」「D少額トレードで練習する」「E本気で勉強することの重要性を知る」の6ステップの流れで勉強する方法です。

大事な時間とお金を失わないために

現在はFX取引が一般に自由化された2000年代前半とは違い、学習のために必要な情報やコンテンツが溢れています。

そんな状況の中で、ノウハウ迷子になってしまい学習の段階で大事な時間とお金の両方を失ってしまう人が後を絶たないのも事実です。

そこでこのページでは、FXの勉強法を6ステップに分けた上で、「なぜこの6ステップがコスパ及びタイパの点で合理的なのか?」を含めながら解説していきます。

@ネットで基礎知識を勉強する

まず最初のステップは「FXの仕組みや取引ルール」「レバレッジなどの専門用語」といった基礎知識をネットで勉強します。

現代では、こうした辞書的な用語解説は紙の本よりもネットの方が検索性や網羅性が高いため、基礎知識を学ぶだけなら当サイトのようなWebページで学ぶのが最も効率的だからです。

万が一、テキストの解説だけではイメージがつかみにくい場合は、画像検索や次のステップの動画学習の段階で補足するのも良いでしょう。

A動画でトレードのイメージをつかむ

ネットでFXの基礎知識を身に着けたあとは、動画やライブ配信で実際のトレード風景を見て具体的なイメージをつかみます。

これは、FX・株・仮想通貨などすべての投資商品が、チャート分析という視覚的な分析手法を中心にしているからです。

しかも、実際のチャート画面は本やサイトに掲載されているような静止画像ではなく、リアルタイムに動いている生きた価格変動です。

こうしたリアルなチャートの動きとそれに伴うトレーダーの心理というのは、紙の本やテキスト情報からでは絶対に理解できません。

YouTubeで勝ちトレードと負けトレードを学ぶ

最もおすすめなのは、個人投資家がYouTubeに公開している無料動画で勉強することです。

「実際にFXで生計を立てているトレーダーのチャンネル」と逆に「FXで強制ロスカットを食らい大金を失った失敗トレード」の両方をチェックします。

ここで重要なのは、「勝っている人」だけでなく「負けている人」の動画もいっしょに見ることです。

なぜなら、初心者には「損失を出してしまうイメージ」よりも「稼げるイメージ」の方が強い傾向があるからです。


甘い考えでトレードすると大金を失う

「FXでコツコツやれば1日に5000円ぐらい稼げるんじゃないか?」「スワップポイント狙いで長期保有していればいずれ儲かるはず」といった甘い考えを持っている人も多いはずです。

そうした甘い考え、いわば相場を舐めた状態でトレードを始めると、大抵の場合はどこかで必ず大きな損失を経験し退場するハメになります。

こうした大敗の原因は、「レバレッジをうまくコントロールできないといったマネーマネジメントの失敗」や「損切りルールを設定しなかったことによる逃げ遅れ」にあるのですが、この辺はまた別のページで解説したいと思います。

B本で理論を理解する

FXの基礎知識を学び、動画でトレードのイメージが把握できた頃には「チャート分析にはテクニカル分析が欠かせないこと」や「メンタル面の重要性」も理解できるでしょう。

本や書籍での学習はその段階になってから取り入れるのが最も効果的です。

なぜなら、「初心者向けの入門書にあるような内容はネットで十分」であり「テクニカル分析の専門書を理解するにはある程度の知識と経験が必要」だからです。

FX本と言えばパンローリング

おすすめは、パンローリング社(Pan Rolling)の書籍です。

パンローリング社は、海外トレーダーの書籍を日本語に翻訳した本を中心に販売している出版社で「投資書籍といえばパンローリング」と言われるほど投資家の間では有名な出版社です。

テクニカル分析と心理学・脳科学は本で学ぼう

このパンローリング社の書籍の中から、まずは「テクニカル分析の全体像」と「心理バイアス・メンタル・性格・脳の構造」について書かれた書籍を読むことをおすすめします。

テクニカル分析と心理学・脳科学についてはネットの情報だけでは不十分で、専門的な理論をしっかりと理解するには書籍による体系的な学習が不可欠だからです。

もちろん、個人ブログなどで稀に専門性の高い貴重なノウハウが公開されている場合もありますが、そうした情報にたどり着くのは簡単なことではありません。


資金管理は"ケリーの公式"を理解すればOK

ただし、資金管理(マネーマネジメント)に関しては何十年も前にすでに答えとなる数式が発明されています。

それが、「ケリー基準」や「ケリーの公式」または「オプティマルf」と呼ばれるものです。

ケリーの公式とは、ざっくり言えば複利で投資をした場合に収益が最も高くなる「最適なポジションサイズ」を算出する数式で、もともとはギャンブルで利益を上げるために生み出された理論です。

"ケリーの公式"を理解するにはグラフ化が最適

ケリーの公式を直感的に理解するためには、エクセルのランダム関数等を使ってグラフ化してみるのが一番良いのですが、今はWeb上で簡単にシミュレーションできるサイトもあるようです。(このサイトのURLは記事の最後に掲載しています。)

ちなみに、ケリーの公式を詳しく解説した「ラルフ・ビンスの資金管理大全」という名著があるのですが、確率や統計学を用いた非常に難解な書籍なので数学的なアプローチで根本から理解したい人向きと言えるでしょう。

C0円トレードで練習する

FX本でテクニカル分析と負ける人の心理について学んだあとは、0円トレードで練習をします。

0円トレードとは、いわゆるデモトレードや仮想(バーチャル)トレードのことで、様々なFX会社からWeb版やアプリ版の形式で公開されている無料のサービスです。

初心者が、いきなり身銭を切って投資の海に飛び込むのは危険だし、なによりも怖いと感じるのが普通です。

そこで、0円トレードでFXの世界をまずは体験してみることをおすすめします。

デモトレードでは勝ち負けは気にしない

デモトレードでは、500万円程度の仮想資金が予め用意されていて、それを元手に実際の為替レートを見ながら本物のトレードとほぼ同じ環境で練習ができます。

ただし、このデモトレードの段階で学ぶべきは「実際の取り引き画面の使い方」と「OCOやIFDなどの注文方法を理解する」の2点だけです。

なぜなら、しょせん0円トレードは0円トレード。勝っても負けても実際のお金は1円も動かないからです。

デモトレードでは、勝とうが負けようがそこでの成績はあまり参考にしないことも重要です。


D少額トレードで練習する

0円トレードで画面の使い方と注文方法が理解できたら、いよいよ口座開設をしてリアルマネーでトレードを始めます。

このリアルトレードで学ぶべきことはズバリ、「裁量トレードの限界」と「感情コントロールの重要性」の2点です。

おそらく、どんなに動画や書籍で事前学習をしていたとしても、この段階ではほとんどギャンブルと変わらない「なんちゃって裁量トレード」にしかならないと思います。

感情的にならないポジションサイズを見つける

ビギナーズラックで勝てる時もあるかもしれませんが、数ヶ月続けているといずれ経験したことのないような相場の急騰・急落に直面し、感情が乱れて大きな損失を経験することになります。

でも、それが重要なのです。大敗を経験して相場の怖さを知ったら、まずはリアルトレードで練習するための最適なポジションサイズを見つけてください。

相場が自分の思惑とは反対に動き含み損を抱えても、感情的にならず冷静でいられるポジションサイズを見つけるのです。

それが、リアルトレードで練習するための最適なポジションサイズとなります。

E本気で勉強することの重要性を知る

初心者はまず「負けること」と「相場の怖さ」を知ることが何よりも重要です。

ほとんどの人は、この段階になってようやく「本気で勉強すること」を意識し始めます。

FXや投資の世界は「勉強すれば必ず勝てる」とは限りません。

しかし、「勉強しなければ絶対に勝てない」のもまた事実です。

相場の本質を理解することが大事

「本気で勉強する気」になったら今までの@からDまでのステップを改めて振り返り、テクニカル分析の古典であるダウ理論で「チャートパターン」や「トレンドライン」を勉強するのも良いでしょう。

または、酒田五法で「ローソク足」の分析手法を学んだり、エリオット波動理論とフィボナッチ数列の関係性を知るのも有効です。

FXに必勝法はないけど?

ある程度、FXの勉強を本気で続けていれば、システムトレードやプライスアクションの重要性に気付くかもしれません。

この頃には、メタトレーダー(MT4・MT5)を活用したEA(自動売買)プログラムにも興味が湧いてくる頃でしょう。

やがて、バックテストを繰り返すうちにカーブフィッティングに陥り、必勝法や聖杯探しなどに意味がないことにも気がつくでしょう。

おわりに

ここまで読んでくれた方、お疲れ様でした。今までの話は全て【とはサーチ】管理人の経験談や失敗談をもとに、「自分が完全未経験のFX初心者だったらどうアドバイスするか?」という視点で書いた勉強法になります。

実際には、YouTubeやYahoo!知恵袋で発見した本物?の億トレーダーと思わしき情報もあったりもするのですが、あまりにマニアックすぎるため割愛しました。

一人で勉強することに限界を感じたら

今までの解説はあくまで独学することを前提に書いてきましたが、一人で勉強することに限界を感じたら「FXスクールに入会したり」「有料のセミナーに参加したり」「情報商材を購入してみる」のも有りかもしれません。

ただし、この世界は詐欺まがいの商法がはびこっているのも事実で、金融庁や消費者庁からも注意喚起のアナウンスが流れています。

他人にお金を払って教えを乞う場合は、SNSで口コミを確認したりネット検索で会社の情報を調べるなどして、信用できる相手かどうかを十分に見極めてからにしましょう。


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