シェールガスとは

シェールガスとは、近年注目されている非在来型の天然ガスのこと。

具体的には、頁岩(けつがん)と呼ばれる堆積岩の層から採取される天然ガスのことです。

頁岩は非常に粒子が細かく液体や気体を通すスキマがほとんどない事から、そこから資源を回収するには高度な採掘技術が必要とされています。

在来型の天然ガスが砂岩に貯留しているのに対して泥岩に貯留することからメタンハイドレートなどと共に”非在来型の天然ガス”と呼ばれています。

シェールガスとオイルシェールガスの違い

シェールガスは頁岩の層のスキマに存在するガスであり、オイルシェールガス=”油分を含む頁岩(オイルシェール)を加熱・熱分解することで得られるガス”とは別物です。

シェールガス 世界の埋蔵量(兆立方m)

世界のシェールガスの全埋蔵量を回収できれば、世界の200年〜250年分以上を賄えると言われています。

  • 中国・・・36.1
  • アメリカ・・・24.4
  • アルゼンチン・・・21.9
  • メキシコ・・・19.3
  • 南アフリカ・・・13.7
  • オーストラリア・・・11.2
  • カナダ・・・11.0
  • リビア・・・8.2

シェールガス 日本の埋蔵量

日本の地層は地質年代が新しく頁岩層が少ないため、シェールガス埋蔵量は期待できないとされています。

そのため、日本のガス会社などはカナダなど海外のシェールガス事業へ参加し、日本のエネルギー政策に生かそうという試みが行われています。

なお、秋田県の鮎川油ガス田では2012年10月にシェールオイルの採掘に成功しています。

  • 中国・・・36.1
  • アメリカ・・・24.4
  • アルゼンチン・・・21.9
  • メキシコ・・・19.3
  • 南アフリカ・・・13.7
  • オーストラリア・・・11.2
  • カナダ・・・11.0
  • リビア・・・8.2
  


シェールガス革命

シェールガスは100年以上も前から生産されていましたが、それは頁岩に自然にできたスキマから採取されたもので採算性もあまり高くありませんでした。

しかし、2000年代に採掘技術が確立したことにより一気に生産量が増え、世界のエネルギー事情に革命を起こすと期待されシェールガス革命と呼ばれるようになったのです。

特に北米では、2020年頃には天然ガス生産量の50%がシェールガスになると予想されていて、世界最大のガス輸入国から一転、ガス輸出国になると期待されています。

シェールガスの経済性

シェールガスの採掘には莫大な初期投資が必要と言われています。それでも、実際に採掘に至れば豊富なガスが採取できるため当初は大きな利益が期待できると思われていました。

しかし、ここ数年のシェールガスブームによりシェールガス生産量が増加するにつれて価格低下を招き、収益が悪化、破産に至る企業も出てきたため、シェールガスの経済性・採算性については疑問の声も出始めています。

シェールガスの環境への負荷

当初シェールガスは、「他の資源に比べて温室効果ガスの排出量が少ない」と言われていました。

しかし、二酸化炭素よりも温室効果の高いメタンを主成分とする天然ガスの性質から、後には「石炭や石油よりも温室効果が高い」という研究結果が発表されています。

また、地下水の汚染や誘発地震の可能性も指摘されていて、環境破壊への影響が問題視されています。



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