ベクレルとシーベルトの違い

Q)ベクレルとシーベルトの違いをわかりやすく説明してください。

ストーブに例えると、ストーブから放出される熱の総量を表す単位がベクレル、そこから人が実際に受ける熱量を表すのがシーベルトと言えます。

そもそも放射能とは放射線を発する能力のことですが、その能力を表すのがベクレル、人体が直接受ける放射線量を表すのがシーベルトなのです。

Q)ベクレルとシーベルトは具体的にどういう場面で使う単位ですか?

ベクレルやシーベルトはガイガーカウンターなどのモニタリングで使われる単位ですが、ベクレルは主に食品や水・土壌の中に含まれる放射能の総量を表す場合に「1キログラムあたり500ベクレル」の様な形で使います。

また、シーベルトとは、外部被曝や内部被曝で実際に人体が影響を受ける線量を表す単位で、「1時間あたり1ミリシーベルト」の様な形で用います。

Q)ベクレルをシーベルトに換算するにはどんな計算が必要ですか?

ベクレルをシーベルトに換算するには、人体が摂取した放射能の量(ベクレル)に放射性核種それぞれに用意されている実効線量係数という値を掛けて導きます。

さらに、経口摂取(食べる場合)と吸入摂取(呼吸で肺に取り込んだ場合)とでも実効線量係数は異なり、例えば1sあたり100ベクレルのセシウム137を飲食した場合には以下の様な計算になります。

計算式

100Bq/s×0.013マイクロSv/Bq =1.3マイクロSv
さらにこれを1年間摂取し続けると、
1.3マイクロSv×365 = 474.5マイクロSv
となります。

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Q)100ベクレルとか500ベクレルがどの程度危険なのか教えて下さい。

何ベクレル以上なら危険で何ベクレル以下なら安全かというのは専門家の間でも様々な意見があり一概には答えられません。

ですが、一つの参考として食品中のセシウムにおける日本の暫定基準値と外国の基準値を比較してみるのもいいでしょう。

放射性セシウムの基準値

日本の暫定基準値

原発事故後に設定された食品に対する日本の暫定基準値は、穀類・野菜類・肉・卵・魚が500ベクレル、飲料水・牛乳が200ベクレルです。

海外の基準値

チェルノブイリ事故で被害にあったウクライナの基準値は、飲料水2ベクレル・野菜40ベクレル・牛乳100ベクレルです。



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