セシウムとは

セシウムとは、常温で液体となる金属である。

2011年3月11日に起きた東日本大震災とそれに伴う福島原発の事故によりセシウム134とセシウム137が放出された。これら二つを総称して放射性セシウムと呼び、いわゆる放射性物質の一種である。また、放射能とは放射性物質が放射線を出す能力のことである。

福島原発事故によるセシウム汚染

福島原発の事故によって放出された放射性セシウムは15000テラベクレルと見積もられている。これは広島型原爆の実に170個分に相当する。しかも、放出された核種の半減期の影響で、原爆時の放射能は1年後に1000分の1に減少するが、原発由来の放射能は10分の1にしかならないという予測もある。

放射性セシウムの半減期

放射性セシウムが発する放射線のエネルギーは時間と共に減少し、約30年で半分となる。これを一般的にセシウムの半減期と言う。

放射性セシウムによる食品への影響

原発事故後、様々な食品のセシウム汚染が明らかとなっており、モニタリング調査によって魚介類や野菜・米をはじめ、粉ミルク・牛乳・牛肉・緑茶・原木しいたけなどのセシウム汚染の実態が明らかになり報道されている。国や自治体の放射能検査に使用されるのは主にゲルマニウム半導体検出器と呼ばれるものでガイガーカウンターとは違い食品中の放射性物質も測定できる。以下はその一部である。

放射性セシウムの基準値

日本の新基準値

2012年4月1日より、食品に含まれる放射性セシウムの新基準値が採用されました。一般食品(牛製品を含む)が100ベクレル、乳児用食品・牛乳が50ベクレル、飲料水が10ベクレル(いずれも1kgあたり)。

日本の暫定基準値

低線量被曝による症状が現れるのは早くとも数年後と見られるが、原発事故後に食品に対する暫定基準値が設定された。穀類・野菜類・肉・卵・魚が500ベクレル、飲料水・牛乳が200ベクレルである。

海外の基準値

チェルノブイリ事故で被害にあったウクライナの基準値は、飲料水2ベクレル・野菜40ベクレル・牛乳100ベクレルと総じて日本の暫定規制値よりも厳しくなっている。

セシウムの測定に使う単位



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