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Webサイトとは?ホームページとの意味の違いを解説【とはサーチ】

2021年2月11日 [更新]
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Webサイトのサイトって何?

Web(ウェブ)サイトとは、同一ドメイン内にある複数のWebページで構成されたコンテンツのまとまりのことです。

「Web上にあるサイト」ということでWebサイトが正式名称になりますが、略して単にサイトと呼ばれることもあります。

ちなみにこの場合は、公式サイトやポータルサイトのように頭に種類を表す言葉を付け足して○○サイトと表現される例も多くなっています。

サイトの意味

サイトは英語でsiteと表記され語源としては「建物の敷地や跡地を表していました」が、IT用語としてのサイトは「オンラインで利用できるインターネット上の場所」という意味で使われています。

さらに専門的に解説すると、各ウェブサイトにはhttps://www.toha-search.com/のようにドメイン名を含むURLという名前が存在します。

そして、それを「172.217.175.3」のように変換したIPアドレスという数字によってWebサーバー上の場所が指定される、という仕組みになっているのです。

WebサイトとWebページの違い

Webページとは、Webサイト内にある1つ1つのページのことで、Webブラウザでスクロールして見ることのできる範囲内のコンテンツを指します。

一方、ウェブサイトは複数のウェブページを含むコンテンツ全体のことを指しているため、やや抽象的な概念になります。

Webページという言葉が、テキストや画像などを含めて「そのページにどんなコンテンツが書かれているか?」といった意味合いで使われるのに対して、Webサイトという言葉は、「サイトの目的やサイト運営者・サイト管理者」といった文脈で使用されることが多い、といった違いがあります。

Webサイトとホームページの違い

ホームページという言葉は本来「Webサイトにおける入り口となるページ=トップページ」や「ブラウザの起動直後に表示されるページ」という意味で使われていました。

しかし、現在では「ウェブサイトとホームページに違いはほとんど無く、ほぼ同じ意味の言葉です」といった解説が多く見られますが、実際の使用例をみると面白い傾向があることがわかります。

ここから先は、ホームページとWebサイトという言葉がどういった使われ方をしてきたか、言葉の変遷を追いながらその違いを解説していきたいと思います。

違い1)新しいか古いか?

まず最初の違いは新しいか古いか?という点です。ホームページという言葉はインターネットが普及しはじめた1990年代から目にする機会がありましたが、Webサイトという言葉が広く一般に使われるようになったのは2000年代に入ってから、という印象があります。

その証拠に、ホームページ制作ソフトのベストセラーとして有名なホームページ・ビルダーが発売されたのは1994年のことです。

その一方でサイトという言葉が広く世間に認知されたのは、携帯サイトという言葉と共にドコモのiモードが登場したガラケー時代になってからになります。

日本最初のホームページ

ちなみに、日本最初のホームページが誕生したのは1992年9月30日という記録が残っていますが、そのホームページをアーカイブとして管理しているサイトが作成されたのは1999年6月とのことです。

この点からも、ほとんど同じ意味を表しているとはいえ、言葉の変遷として”ホームページ”が浸透したのちに”サイト”や”Webサイト”という言葉が使われだした、と考えるのが自然だと言えます。

違い2)大規模か小規模か?

2番目の違いは、ホームページとサイトの規模感の違いです。たとえば、「大規模サイト」という言葉は割と使用されているのに対して、「大規模ホームページ」という言葉はあまり見かけることがありません。

さらに、無料で簡単に簡易的なサイトを作成できるサービスであるWix(ウィックス)やJimdo(ジンドゥ)が「サイト作成ツール」ではなく「ホームページ作成ツール」と名乗っていることからも、ホームページ=小規模サイトというニュアンスで使用されているのがわかります。

動的か静的か?

また、大規模サイトがJavaやPHPといったサーバサイド言語を使ったWebアプリやWebサービスなどの動的なコンテンツを含む場合が多いのに対して、ホームページはhtml・cssといったフロントエンド言語のみで作られた静的なWebページを指す場合が多い、ということからも規模感の違いが理解できると思います。

違い3)○○に入る言葉が固有名詞か?

3番目の違いは、○○サイトや○○ホームページといった表現をするときの○○にどんな言葉が入るか?といった点からの比較です。

まず、Webサイトにおいては通販サイト(ECサイト)転職サイトのように「目的やサービスを表す言葉」が頭につくケースが多くなっています。

対してホームページの場合では「東京都ホームページ」「文部科学省ホームページ」のように都道府県名や行政機関の名前がついていたり、有名人・芸能人の名前など固有名詞が頭についているケースが数多く存在しています。



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