サブスクとは?メリット・デメリット・仕組みを簡単に解説
サブスクの意味
サブスクとは、サブスクリプションの略で会員制の定額サービスを意味します。
具体的には、月額980円のように毎月一定金額を支払って継続的に利用していくオンラインサービスのことです。
スマホやパソコンなどで利用するデジタルコンテンツが一般的ですが、中にはレストランや洋服・自動車などを利用するサービスもあり近年急速に利用が広まっているのが特徴となります。
サブスクの具体例
サブスク形式で人気のサービスといえば「映画やアニメが見放題となる動画配信サービス」が代表的です。
例えば、2020年のコロナ自粛の中で利用者が急増し「世界で2億人以上が利用しているネットフリックス」やフールーなどが挙げられます。
その他にも「@音楽の聴き放題」「A雑誌の読み放題」「B飲食の食べ放題」「Cホテルの泊まり放題」「Dおしゃれな家具や家電をレンタル感覚でお試し利用できるサービス」など、さまざまな業種でサブスク化が進んでいます。
サブスクの仕組み
サブスクの使い方は「@アプリをスマホに入れる」「Aアカウントを登録する」「B料金プランを選択する」「Cクレジットカードで申し込む」という4ステップを踏むのが一般的な仕組みとなっています。
ほとんどのサブスクはパソコン・スマホ・タブレット等どのデバイスにも対応しているので、気軽にアプリをインストールして使ってみましょう。
サブスクの料金プラン
人気のサブスクサービスの多くには、2週間から1ヶ月ほどの「無料お試し期間」が設けられているので、まずは気軽に利用してみるといいでしょう。
その後、無料期間が終了すると自動的に課金され、解約するまでは毎月決まった日にちに月額料金が口座から引き落としされることになります。
お得な長期プラン
また、サブスクの料金プランには一般的な月額プランの他にも割安で利用できる「3ヶ月」「6ヶ月」「年間プラン」といった複数の料金プランが用意されていることがあります。
お試し利用で使ってみて長期的に利用したい場合はこうした長期プランに変更して節約することも可能です。
サブスクの注意点
スマホの普及により、サブスクに関するトラブルや国民生活センターなどへの相談が増加していると言われています。
事前に以下に挙げるような「サブスクの注意点5選」を理解してトラブルに巻き込まれないよう注意しましょう。
1)使い放題とは限らない
サブスクはよく「使い放題サービス」と勘違いされるケースがありますが、それは間違いです。
実際は、サブスク=「一定期間」に応じて「一定額」を支払う「会員制」のサービスというのが正しい定義になります。
2)アプリ内課金
スマホ用の無料アプリの中には、あとから追加で発生する「アプリ内課金」や「App内課金」と呼ばれるオプションサービスが存在します。
このアプリ内課金の中には月額制で料金が発生するものがあるため、実質的にはサブスク課金となっているため注意が必要です。
3)単なる分割払い
サブスクが一種のブームになったことで、本来のサブスクリプションの定義に当てはまらないにも関わらずサブスクと謳って集客しているサービスが増えています。
こうしたサービスでは実質的には「単なる分割払い」でしかない商品をお得に見せて契約のハードルを下げようと試みている実態があります。
途中で課金をストップできなければサブスクではないため、契約をする前には利用規約やサービスの内容をよく確認することが重要です。
4)アプリを削除しても退会にならない
サブスク初心者に最も多い勘違いが「アプリを削除すれば課金がストップする」と思っている点です。
サブスクサービスはアプリ内できちんと解約手続きをして初めて契約終了となります。
アプリを削除しただけでは退会扱いとならないため注意しましょう。
5)パスワードを忘れると退会できない
サブスクを利用する際には必ず「メールアドレス(ID)」や「パスワード」などを設定してアカウント情報を登録します。
さらに、サービスを利用する際にはこのIDとパスワードを入力してログインする必要があるため、メルアドなどを忘れてしまうと退会できなくなってしまいます。
サブスクのメリット・デメリット
人気のサブスクですが、当然のことながらメリットもあればデメリットもあります。
以下に紹介する「3つのメリット」と「3つのデメリット」を踏まえて賢く利用していきましょう。
サブスクのメリット
1)気軽に始められる
サブスク一番のメリットは、お試し期間が設定されているため気軽に始められるという点が挙げられます。
アカウントを取得して契約するには10分〜20分ほどの時間と手間がかかってしまいますが、無料期間内に解約をしてしまえば実質タダでサービスを利用できることになります。
また、家具や家電などのサブスクであれば「定価10万円以上するような高額モデル」を月々4000円程度から使い始めることもできます。
気に入った商品は追加料金を支払うことで買い取ることもできます。
2)使い放題になる
サブスク二番目のメリットは、毎月定額で使い放題になる場合があるということです。
特に、Netflixに代表されるような動画配信サービスやSpotify(スポティファイ)などの音楽配信サービスのほとんどが見放題・聴き放題をウリにしてファンを獲得しています。
また、YouTubeプレミアムのように月額料金を払うことで「無料動画の間に入る広告」がなくなり実質的にストレスゼロで見放題となるようなサブスクサービスも存在します。
3)自分の好みを理解してくれる
サブスク三番目のメリットは、使えば使うほど自分の好みにあった動画や音楽をおすすめしてくれる「レコメンド機能の精度が高まる」という点が挙げられます。
サブスクサービスでは「好き」「嫌い」といった評価ボタンや視聴履歴をもとに利用者の趣味嗜好を学習し、よりその人に合ったコンテンツを自動的に表示してくれるのです。
また、オンラインサロンのようなコミュニティサービス系のサブスクであれば、長期間利用し続けることで人間関係が発展し使えば使うほど価値が高まるという側面も評価されています。
サブスクのデメリット
1)解約忘れで何年間も引き落としされたまま
サブスクで最も注意しなければいけないデメリットは、金銭的な問題です。
一度アカウントを取得し契約をしてしまうと、解約手続きをするまで毎月料金が自動的に引き落としされてしまうからです。
特に、複数のサービスに登録したあと一部のサービスに飽きて利用しないままいると、契約していたことを忘れて何年間もずっと料金だけ払い続けていた、という事態にもなりかねません。
2)割高になる場合がある
サブスクは「商品そのものの購入ではなく、利用する権利を毎月支払っている」という形式のサービスです。
そのため、賢く利用しないと購入するよりも割高になっていた、なんて事態にもなりかねません。
サブスクサービスを利用する際には「新品価格・中古価格・分割支払い」などさまざまな支払いパターンを調べた上で賢く利用するように心がけましょう。
3)モノが残らない
サブスク三番目のデメリットは、いくら支払い続けても「モノが手元に残らない」という点です。
動画や音楽・雑誌などのサブスクだと、あくまでも「デジタル形式のコンテンツを契約期間中のみ利用できる」というサービスになっています。
そのため、CDやDVD・紙の書籍といった形で手元に残しておきたい人にとっては、購入する場合と比較して違いをよく理解した上で利用することをおすすめします。
まとめ
以上、「サブスクって何ですか?」「サブスクの意味がわからない」という初心者のためにわかりやすく解説してみました。
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