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SNSのデメリット・問題点を8つの具体例で解説【とはサーチ】

2023年4月29日 [更新]

このページでは以下の8点を解説します

近年、急速に利用者が増加しているSNSですが、不特定多数との交流を目的としたSNSでは様々な問題が指摘されています。

このページでは、SNSの利用によって生じる問題点を「@個人情報の流出」「Aアカウントの乗っ取り」「B炎上」「Cいじめ」「D晒し(さらし)」「Eなりすまし」「Fソーシャルハラスメント」「Gフェイクニュース」の8点に分けて具体例を挙げながら解説します。

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SNSの問題点

SNSは、インターネットというハイテク技術を一般大衆が気軽に利用できるように生み出されたサービスですが、利用者のリテラシー不足が原因となって以下のような様々な問題点が浮かび上がっています。

特に「中高生にスマホを持たせるべきかどうか?」というテーマの中で取り上げられることが多い問題ではありますが、中高年であってもこうしたトラブルに巻き込まれるケースは多く、注意が必要です。

問題1)個人情報の流出

SNSでは安易な個人情報の公開により、本来知られたくない情報を不特定多数の人に知られてしまうという危険性があります。

何気ない日常写真を公開した結果、そこに写り込んでいる情報から学校・勤務先・居住地域が突き止められるケースがあります。

具体的には、背景に写っているお店の看板や、着ている制服、カバン等の持ち物から特定されることが多いようです。

問題2)アカウントの乗っ取り

SNSで使っているアカウント情報(ID・パスワード・ニックネームなど)を使いまわしていると、悪意をもった人物に簡単に推測されてアカウントを乗っ取られる危険性があります。

Twitterではスパムツイートのリンク先に表示されたサイトで不用意にアプリ連携を行ってしまった結果、アカウントが乗っ取られて勝手に宣伝ツイートに利用されるといった被害が報告されています。

また、Facebookでも「パスワードを忘れてしまった際に、3人の友人に承認してもらうとアカウントを再開できる」という仕組みを悪用した”なりすましアカウントによる乗っ取り”が発生しています。

問題3)炎上

SNSによる問題で特に社会的影響が大きいのが炎上という現象です。

炎上は大抵の場合、1枚の写真や1つの記事・1つのツイートといった断片的な情報から火がつきます。

たとえば、「素手でトイレ掃除をしている企業の研修時の画像」「女性店員に土下座をさせている写真」「コンビニの冷蔵庫に入る悪ふざけ画像」などです。

その他一般人だけではなく、企業の従業員や芸能人による不用意なツイートをきっかけとして幾度となく炎上事件が起こっています。

こうした炎上の結末には、発言したユーザーのアカウント削除はもちろんのこと、最悪の場合は逮捕・退職・退学を余儀なくされるケースもあり、SNSを利用する上で最も注意すべき問題となっています。


問題4)いじめ

SNSを使ったイジメは中高生の利用率が高いLINE・Twitterで多く見られます。

特にLINEのグループチャットにおいて、特定の人物に対して多数が暴言を浴びせ集中的に攻撃するリンチや、対象のメンバー以外が一斉にグループを抜けて孤立させるといった手段が確認されています。

問題5)晒し(さらし)

Twitteの”情報が拡散しやすいという特性”を利用した晒し行為も問題視されています。

たとえば、クラスメイトの喫煙を写真に撮りTwitterに晒す、電車の中でマナーの悪い乗客を無断で撮影して晒す、教師による体罰や暴言を動画に撮って晒す、といった事が行われています。

こうした行為は晒しを行った本人の正義感が行き過ぎた例ともとれますが、プライバシーの侵害であり名誉毀損として法的な問題に発展する危険性もあります。

問題6)なりすまし

SNSアカウントの中には、巧妙になりすました偽アカウントが存在します。

たとえば、本人のプロフィールからコピーした顔写真を掲載した上で、「事情があってアカウントを作り直したので登録し直してください」といったメッセージと共に友達申請を送ってくる場合があります。

こうしたなりすましアカウントの目的は有料サイトへの誘導やフィッシング詐欺といった金銭目的のものを始め、個人情報の取得や何らかのスパイ・工作目的と多岐に渡ります。

問題7)ソーシャルハラスメント

ソーシャルハラスメントとは、SNSによる繋がりが実生活、とりわけ職場にまで広がった結果起こってきた近年急増している問題です。

たとえば、「会社の上司から執拗に友達申請が送られてくる」「”いいね”をつけるよう強要される」「SNS上の投稿を職場での話題に利用される」といった行為が該当します。

ソーハラとも略され、特に実名利用がルールのFacebookで起こりやすい傾向にあります。

問題8)フェイクニュース

SNSユーザーのリテラシーの低さを悪用したフェイクニュースという問題も指摘されています。

SNSを利用するユーザー、特にスマホ依存度の高いユーザーほどネットリテラシーが低く、未確認の情報を安易に信じ込み拡散してしまう傾向にあると言われています。

こうしたフェイクニュース(虚偽報道)は「閲覧数に応じて広告収益が発生する」ことや「クラウドソーシングによって安価なライターを確保できるようになった」ことなどが背景にあるとされています。


まとめ

以上、「SNSってどんな悪い点があるの?」「SNSの課題は?」という初心者のギモンにわかりやすく解説してみました。

関連ページでは「日本で人気のSNS9種類の特徴」や「裏垢(裏アカウント)」についても解説していますので、さらに理解を深めたい方は参考にしてみて下さい。

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