Webとは?
Webの意味
Web(ウェブ)とは、ハイパーテキストと呼ばれる仕組みを利用してインターネット上の様々な情報(テキスト・画像・動画など)を関連付け、結びつけるシステムのことです。
情報のまとまりに応じて、Webページ・Webサイト・Webサービスなどの呼称があり、ページとページとを繋ぐ参照のことをハイパーリンクと呼びます。
Webは何の略?
Webは、World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)の略で、単語の頭文字をとって別名WWWとも表現されます。
Webは日本語で「クモの巣」を意味し、それがWorld Wide(ワールド・ワイド)に広がった、つまり「情報と情報がまるでクモの巣のように網目状に張り巡らされた世界」をイメージしています。
Webとインターネットの違い
よくWeb=インターネットと解説しているサイトがありますが、厳密には両者は違います。
インターネットはコンピュータ同士を繋いで提供される情報通信技術の総称で、Webだけでなく電子メールやIP電話・ファイル共有等に利用されるP2Pなど様々なシステムの土台となる仕組みのことを指します。
つまり、Webはインターネットという技術を利用して実現できるシステムの一つに過ぎません。
Webページ
Webページとは、Webを構成する最小単位となる情報のまとまりのことで、リンクをたどることなくwebブラウザを使ってスクロールのみで閲覧(表示)できる部分を意味します。
また、個々のページには所在を示すURL(Webアドレス)が存在し、必ず一つのURLに対して一つのページが割り当てられています。
Webサイト
Webサイトとは、複数のWebページや電子掲示板などのコンテンツからなる特定のテーマを持ったWebコンテンツ全体のことを指します。
一般的には(http://www.toha-search.com/)の様な単一のドメインに含まれるページ全体のことを指しますが、中にはブログや掲示板など外部サービスを利用して関連コンテンツに含める場合もあります。
Webサービス
Webサービスとは、Web上で提供されるサービスの総称で、ブログ・SNS・電子掲示板・動画共有サイト(Youtube・ニコニコ動画など)の様にユーザー同士でコンテンツを作成していく形式と、地図(Google MAPなど)・天気予報・ ECサイト(アマゾン・楽天など)・オンラインショップの様に機能や商品を提供している形式の2種類があります。
Webを構成する3要素
Web(WWW)には、仕組みを構成する3つの重要な規格があり、これら3つの要素の組み合わせでWebシステムは実現しています。
1)URI
URIは、Webページなど通信でやりとりするデータの場所や名前を特定するための仕組みです。
代表的なものにURLがあり、本来「59.106.19.46」のように数字のみで表されるウェブページの住所(IPアドレス)を、「http://」のあとに予め決められたルールに則って入力された文字列と対応させることで、人間が覚えやすい形式に変換しています。
2)HTTP
httpは、サーバーとクライアント(パソコン・スマホなどのデバイス)の間で効率的にデータの送受信を行うための規則(プロトコル)です。
近年ではhttpにSSLという暗号化技術を加えたhttpsというプロトコルも増加傾向にあり、より安全な通信が行えるように改良がなされています。
3)HTML
HTMLはWebの根幹をなすハイパーテキストを記述するためのプログラミング言語で、見出しや段落・強調などの意味付けを行ったり、関連言語のCSSと連携することで色やサイズ等の装飾を施すことができます。
HTMLで記述されたソースをWebブラウザで読み込むと、CSSと合わせて人間に見やすい形のWebページに変換して表示される、という仕組みです。