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クラウドソーシングとは?わかりやすく解説【とはサーチ】

在宅ワークを可能にした、ネット時代の新・雇用スタイル

クラウドソーシングとは、インターネットを介して不特定多数の人に業務参加やアイデアを募集し、最もニーズに合った人材に業務を委託するという外部委託の形式です。ITやICT技術の発展により生まれた新しい雇用形態の一種とも考えられ、群衆を意味するクラウド(crowd)と外部委託を意味するアウトソーシング(outsourcing)を合わせた造語です。近年、パソコンやスマートフォンを使った在宅ワークとして、主婦やサラリーマンの間で注目されています。

アウト・ソーシング クラウド・ソーシング
方法 発注形式 公募・コンペ形式
相手 特定業者 不特定多数(個人を含む)
内容 スキル系 単純作業からスキル系まで多種
費用 高価 安価〜高価(業務内容で変動)
環境 オフィス内 在宅も可

クラウドソーシングの平均月収

クラウドソーシング大手のクラウドワークスが2013年に実施した調査によると、シニアユーザー(50歳以上)の3分の1が月に20万円以上を稼いでいるそうです。
クラウドワークス、シニア世代利用動向調査を実施 〜シニアユーザーの3割が在宅で毎月20万円の収入〜

その一方、事務系ワーカーの9割近くが月収3万円以下というデータもあり、クラウドソーシングで依頼される案件は、一件につき数円〜数十万円とその仕事の難易度や必要時間に応じてピンキリなのが実情。やはり、高額な報酬を得るには、それ相応のスキルや経験・知識が必要と言えるのかもしれません。

仕事内容

クラウドソーシングで依頼される仕事内容は、スマートフォン用のアプリ開発・Webサイト制作・翻訳・CMやテーマソングの作曲といった専門的な業務から、以下の様な無資格・未経験でも応募できるものまで多種多様にわたっています。

データ入力

クライアントの用意したデータを入力していく。

データ収集

インターネットを使って商品の価格や検索エンジンでの順位を調査・収集する。

ブログ記事作成

指定されたテーマや条件にあった記事を作成する。

コピーライティング

企業サイトなどで掲載されるキャッチコピーを提案する。

アンケート

商品の使用レポートやサービスを利用したことによる体験談・口コミを文章にする。

ネーミング

新商品のコンセプトにあった商品名を提案する。

イラストデザイン

LINEのスタンプなど、アプリ向けイラストをデザインする。

クラウドソーシングの市場規模

クラウドソーシングの市場規模は2011年度の40億円から2013年度には246億円にまで拡大、2014年には391億円、2017年には1470億円規模に達すると言われています。
矢野経済研究所 クラウドソーシング市場に関する調査結果2013.pdf

また、別の調査ではクラウドソーシング業界は2012年以降新規参入が相次ぎ、2018年度には2000億円を超える市場規模に達すると見込まれています。
クラウドソーシング市場規模が急拡大、2013年259億円が2,000億円超に

こうした成長の背景には2011年に起きた東日本大震災があると言われ、万が一大災害で拠点となるオフィスが使用不可となった場合に備えて、人材などのリソースを外部に分散しようという動きが活発化しているとの事です。



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