放射性物質とは

放射性物質とは、放射能(放射線を出す能力)を持つ物質の総称である。

放射性物質には、原子力発電で利用される核燃料、原子力施設から排出される放射性廃棄物、放射線治療に用いられる放射線源などがある。2011年3月11日の東日本大震災とそれに伴う福島原発の事故によりセシウムをはじめとして、放射性ヨウ素・放射性ストロンチウムなど様々な放射性核種が放出された。被曝の種類・症状についてはこちらを参照。

放射性物質の性質

放射線

放射性物質は、放射線(アルファ線・ベータ線などの粒子線、ガンマ線・エックス線などの電磁波)を放出する。放射線の計測にはシーベルトベクレルといった単位が用いられる。放射線・放射能の単位まとめ

半減期

放射性物質は時間の経過とともに放射能を失い、最終的には安定的な同位体となる。この放射能が半分になるまでの時間(期間)を半減期と呼ぶ。

放射性物質の種類

自然界に存在する放射性物質

空気中に存在する炭素14・ラドン温泉に存在するラドン222・ラジウム温泉に存在するラジウム・カリウム40などがある。

放射性降下物

放射性降下物とは、原発事故や原子爆弾の投下により上空に舞い上がった放射性物質が地面に降下してきたものである。死の灰という別名でも知られる。

核燃料物質

核燃料物質とは、ウラン・プルトニウム・トリウムなど核分裂の作用により高エネルギーを発するもの。

放射性物質の有効利用

放射線治療

エックス線を用いたレントゲン撮影をはじめ、ガン細胞に放射線を照射することによってがん治療にも用いられている。

考古物の年代測定

放射線による考古物の損傷度合いを測ることにより、その考古物の年代を測定することができる。測定に用いる元素の違いにより、炭素14法とヨウ素129法とがある。



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